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カビが生えたビデオテープはダビングできる?

公開 2026-07-28更新 2026-08-08約5分で読めます

古いビデオテープが積み重なっているところ
目次
  1. テープに付く白っぽい粉の正体は?
  2. カビが生えたテープをそのまま再生するとどうなる?
  3. ダビング業者はカビにどう対応している?
  4. 送る前にやってはいけないことは?
  5. 見た目がひどいテープは諦めるしかない?
  6. 相談するとき、何を伝えればいい?

カビが生えたVHSテープでも、多くの場合はダビング業者による修復・クリーニングで対応できます。自分で拭き取ろうとせず、まずは業者に相談することが大切です。

長年しまい込んでいたVHSテープを久しぶりに取り出したら、テープの表面に白っぽい粉のようなものが付いていた…という経験はありませんか。それはカビである可能性が高く、「もうこのテープはダメなのでは」と落ち込んでしまう方も多いようです。ですが、カビが生えたテープでも、状態によってはダビングできるケースは少なくありません。この記事では、カビが生えたビデオテープの見分け方と、ダビングを依頼する際の注意点についてお伝えします。実家の片付けや遺品整理で久しぶりにテープを見つけたという方にも参考になる内容です。

テープに付く白っぽい粉の正体は?

テープの端やケースの隙間に見える白っぽい粉や斑点、糸くずのようなものは、多くの場合カビです。VHSテープなどのビデオテープは、磁性体を塗った薄いフィルム(テープ)がプラスチックのケースに巻かれた構造をしており、湿気の多い場所で長期間保管すると、テープの表面やケースの内側にカビが発生することがあります。独特のカビ臭さがすることもあります。押し入れや納戸、床下収納など、風通しが悪く湿度がこもりやすい場所に長く置いていたテープほど、カビが発生しやすい傾向があるといわれています。

VCRの上に積み重なったビデオテープ
保管状態によってはカビが発生していることがあります

カビが生えたテープをそのまま再生するとどうなる?

カビが生えたテープをそのまま再生すると、映像や本体そのものに影響が及ぶことがあります。カビがテープの表面をざらつかせるため、再生時に「ザー」といったノイズが入ったり、映像が乱れたりすることがあります。また、カビの付着によってテープがビデオデッキのヘッドに張り付き、テープが引っかかったり、最悪の場合は切れてしまったりすることもあります。さらに、カビの生えたテープをそのまま再生すると、デッキの内部にカビの胞子が広がり、他の大切なテープやデッキ自体に悪い影響を与えてしまう可能性も指摘されています。「もったいないから自分で再生して確認してみよう」と思う気持ちも分かりますが、状態が心配なテープは、むやみに家庭用デッキで再生しないほうが安全です。

注意

カビを自分で拭き取るのは避けてください。テープ表面の磁性体を傷つけると、映像そのものが復元できなくなることがあります。

ダビング業者はカビにどう対応している?

ダビングを扱う業者の多くは、カビが生えたテープの修復・クリーニングに対応しています。専用の機材やクリーニング液を使って、テープ表面のカビや汚れを丁寧に取り除いてからダビング作業を行う、という流れが一般的なようです。ただし、対応できる範囲は業者によって差があります。まずは主要な業者のカビ・テープ切れへの対応を並べて見てみます。

2026年9月・各社公式サイト調べ
項目ダビングコピー革命カメラのキタムラ富士フイルム
料金(VHS→DVD 1本・税込)990円2,200円別途 配送キット代・送料2,200円(1注文につき)3,300円本数割引あり(50本以上は2,475円/本)
テープの長さ加算◎追加料金なし◎追加料金なし◎追加料金なし
カビ・テープ切れ修復◎無料(基本料金内)○対応あり・条件つき◎無料(基本料金内)
店舗持ち込み○東京都台東区のみ◎全国の店舗-宅配専門
納期の目安約40日約16日約3週間

料金の内訳・対応メディア・スマホ視聴まで含めた詳しい比較は三社比較のページへ

カメラのキタムラ(データ変換・ダビングサービス) 公式サイトのトップページ
カビ・テープ切れへの対応も公式サイトで確認できます

修復の過程でテープのラベルを剥がしたり、カットしたりする場合がある業者もあります。ラベルも含めて手元に残しておきたい場合は、事前にその点も確認しておくとよいでしょう。テープの状態に不安がある場合は、申し込む前にカビの状態をできるだけ具体的に伝えて、対応してもらえるかどうかを確認しておくと安心です。料金や納期もあわせて比較したい方は、VHSダビングの料金相場もご覧ください。

送る前にやってはいけないことは?

いちばん大事なのは「自分で何とかしようとしないこと」です。カビが生えたテープを見つけると、つい拭き取りたくなりますが、これが最も失敗しやすい行動です。

避けたいのは次の3つです。テープを無理に開けること、カビの部分を布などでこすって取ろうとすること、そのまま再生してみること。いずれもカビの胞子が周囲に飛び散ったり、テープを傷つけて逆に再生できなくなったりする恐れがあります。

やっておくとよいのは、扱うときの自衛です。カビは体質によってはアレルギー症状の原因になることもあるため、できればマスクや手袋を着用し、作業後は手をよく洗ってください。郵送する場合は、他の荷物とは別の袋に入れるなど、カビが広がらないよう配慮しておくとより安心です。

つまり、送る前にやることは「触らずに、そのまま梱包する」だけです。クリーニングは業者の仕事なので、こちらで手を加える必要はありません。

カビだらけに見えるテープでも相談していいですか?

はい。見た目だけでは状態を判断しにくいため、処分する前にまず業者へ相談することをおすすめします。

見た目がひどいテープは諦めるしかない?

見た目だけで諦める必要はありません。「カビだらけでもう見た目からしてダメそう」と感じるテープでも、実際に業者が確認してみると問題なくダビングできた、というケースもお店によってあるようです。逆に、一見きれいに見えるテープでも、内部で劣化が進んでいて修復が難しいこともあります。テープの状態は見た目だけでは判断しにくい部分も多いため、自己判断で処分してしまう前に、まずは専門の業者に見てもらうことをおすすめします。お手元のテープがVHS以外の規格かもしれない場合は、ビデオテープの種類の見分け方もあわせてご確認ください。

相談するとき、何を伝えればいい?

伝えるべきは「テープの本数」「カビの見え方」「いつ頃から保管していたか」の3つです。これだけで業者側は対応の見当がつけられます。

カビの見え方は、専門用語を使う必要はありません。「白い粉が全体に付いている」「窓から見えるテープの端だけ変色している」といった言葉で十分です。可能なら写真を撮って添えると、より正確に判断してもらえます。

本数を伝えるのは、料金と納期の見積もりに直結するからです。カビ対応が基本料金に含まれる業者でも、劣化がひどい場合は対応できず返却になることがあります。何本のうち何本が対応できるかは、事前に確認しておいたほうが後で困りません。

カビ・テープ切れへの各社の対応方針は三社比較にまとめています。料金や納期もあわせて比べたい場合はVHSダビングの料金相場をご覧ください。

出典

よくあるご質問

カビは自分で拭き取ってもいいですか?
おすすめしません。テープ表面の磁性体を傷つけて、映像が復元できなくなることがあります。
カビ取りには追加料金がかかりますか?
ダビングコピー革命と富士フイルムは基本料金に含まれると案内しています。カメラのキタムラも修復に対応していますが、劣化の程度によっては対応できない場合があります。
カビがひどいと断られることはありますか?
あります。劣化の程度によってはダビングできず返却となる場合があります。

料金や納期をくわしく比べたい方、どこに頼めばいいか迷っている方はこちらもご覧ください。